癌予防に効く美味しい食べ物10選

現代、癌等の生活習慣病による社会保障費の増大が問題になっている。
かつてアメリカでは、癌を予防出来る食事を特定すべく、
「デザイナーフーズ計画」に2,000万ドルが投じられた。
日本でも、2人に1人が癌になる時代と言われて久しい。
具体的に、どんな食事を減らせば癌のリスクを減らせるのか?
身近で続けられそうな食品から、適当に10項目選んでみた。

1. 玄米


食物繊維が豊富で腹持ちが良く、ダイエットにも便秘にも役立つ。
意外にも抗癌作用があり、癌の食事療法にも用いられる事がある。
ミネラルやビタミンB群も豊富であり、主食にすれば恩恵は大きい。
但し、毎日食べ続けるには人を選ぶ味かも知れない。
保存は常温ではなく、余熱を取った後冷蔵庫で。

2. 大豆食品


毎日の味噌汁を欠かしてはいけない。
大豆には、健康維持に必要な栄養素が殆ど揃っている。
イソフラボン等の抗酸化物質が豊富で、癌予防効果が高い。
豊富なビタミンB群とミネラルは精神面での健康にも役立つ。

3. リンゴ


リンゴに含まれるポリフェノール、プロシアニジンの抗酸化力は
ビタミンCの約60倍に達する。
未成熟のリンゴに極めて多く含まれているが、
成熟果にもそれなりに豊富に含まれている。

4. ニンジン


癌の食事療法に用いられる代表格。
“キャロット”とは“カロテン”の語源であり、
目の健康に欠かせないβカロテンが豊富である。
抗酸化作用もかなり強く、毎日のビタミンA・βカロテンの摂取が癌を予防する。

5. トマト


トマトに含まれるリコピンは、ビタミンAの2倍以上もの抗酸化作用がある。
ビタミンA、ルテインと共に目の健康を守る栄養素であり、癌予防効果もある。
熱量は100gに18kcalと非常にヘルシーであり、糖質が少ない点も魅力的だ。

6. オレンジ等、柑橘類


柑橘類に含まれるポリフェノールは、癌の死亡リスクを大幅に下げる。
柑橘類はどれも低GIで腹持ちが良好である為、積極的に食べたい。

7. バナナ


熟れたバナナには腫瘍壊死因子という抗癌剤の働きをする成分が含まれている事が
分かった。
癌克服のヒントが隠されているかも知れない神秘の食品。

8. キャベツ等、アブラナ科の野菜


キャベツとは、アブラナ科の植物。
ブロッコリーも同じ原種に由来する。

厚労省研究班によると、野菜や果物の摂取を毎日100g増やすと、
癌の予防効果がある事が分かった。
大根やキャベツ等のアブラナ科は癌の予防効果が期待出来るという(1)。

胃の粘膜を正常に保つビタミンU(キャベジン)や、
止血やカルシウムの吸収を助けるビタミンKが豊富。
GI値は26(2)であり、味噌汁やスープの具に利用するといいだろう。

9. ニンニク


ニンニクとは、ユリ科ネギ属の野菜。
GI値は49(2)(3)で野菜類としては高めであるが、玄米よりも低糖質・低GI。

ニンニクに含まれる硫黄化合物には、発癌性物質を不活性化させ、
体外に排出する作用がある。
更に、これらの硫黄化合物が癌細胞の増殖を抑制し、
アポトーシスを誘導する等の作用がある(4)。
ニンニクの癌予防効果は、アリナーゼという酵素の働きで産出される臭い成分にある為、
加熱してアリナーゼの働きを壊してしまうと効果が無くなるので注意(5)。
ニンニクにはセレニウム化合物が含まれ、ラットに行った実験では、
発癌剤を投与したラットの癌の発生を抑制した(6)(7)。

10. アボカド


アボカドとは、主に熱帯・亜熱帯に生息する植物。
「森のバター」と称され、豊富な脂肪分を含み果物類の中ではかなり高カロリー。
しかし脂肪分の7割は体内で固まり難い一価不飽和脂肪酸で、その殆どがオレイン酸(8)。
オレイン酸は悪玉コレステロールを減らす働きがある。
食物繊維も非常に豊富で、オレイン酸と共に便秘の予防に役立つ。
GI値は27(2)、糖質量は2g以下/100gと非常に低GI・低糖質であり、
カリウムの補給源としてもバナナより優秀。

カナダ・ウォータールー大学の研究者が、
アボカドが白血病の治療に効果がある事を明らかにした。
アボカドに含まれる脂肪分が、血球の異常化を抑制するという(9)(10)。

●関連ページ



●出典


1.
「アブラナ科野菜や果物で食道がんリスク半減、厚労省研究班」国際ニュース:AFPBB News(2008/08/15)
http://www.afpbb.com/articles/-/2506799?pid=3220967
2. ©永田孝行(2001)
3.
エブリバディ・ナイスバディ
http://www.nice-body.jp/diet/insulin_diet/insulin_diet_gi_a.html
4.
Antiproliferative effects of allium derivatives from garlic.
(Pinto JT, Rivlin RS.)J Nutr 2001 Mar;131(3s):1058S-60S
5.
The influence of heating on the anticancer properties of garlic.
(Song K, Milner JA.) J Nutr 2001 Mar;131(3s):1054S-7S
6.
Characterization of the biological activity of gamma-glutamyl-Se-methylselenocysteine: a novel, naturally occurring anticancer agent from garlic.
(Dong Y, Lisk D, Block E, Ip C.)Cancer Res 2001 Apr 1;61(7):2923-8
7.
体にやさしい漢方がん治療
http://www.1kampo.com/prevention-garlic.html
8.
米国国立農学図書館(NAL)/農学部門
http://ndb.nal.usda.gov/
9.
Cancer Research
http://cancerres.aacrjournals.org/content/75/12/2478.abstract
10.
「アボカドが白血病の治療薬に?細胞のがん化を防ぐとの研究結果」IRORIO(2015/06/21) 
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150621/238411/


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最終更新:2016年04月17日 10:45