映画 『処刑人』 The Boondock Saints @ wiki

『処刑人2』 ~ "The Boondock Saints II: All Saints Day" 情報 過去ログ02

最終更新:

boondockbabies

- view
メンバー限定 登録/ログイン

『処刑人II』 ~ "The Boondock Saints II: All Saints Day" 情報 過去ログ02




2009/07/25
ビリー・コノリー、ノーマン・リーダス、ジュリー・ベンツ、クリフトン・コリンズ・Jr. インタビュー記事

先日のクリフトン・コリンズ・Jr.とのインタビューの続編は、今週末のコミコンでのことになりました。そこで筆者はビリー・コノリー、ノーマン・リーダス、ジュリー・ベンツ、そして(再び)クリフトン・コリンズと会って話をすることが出来ました。

ホテルのスイート・ルームの椅子に腰掛け、パパ・マクマナスと話をする機会を得ました。彼は、続編に登場する自身のキャラクターと、パパ・“イル・ドゥーチェ”・マクマナスのバックグラウンド・ストーリーについて、少しだけ説明してくれました。

「彼のバックグラウンドが明かされるんだけど、それはピーター・フォンダが演じるキャラクターと密接な関係があるんだ」 コノリーによると、彼のキャラクターは、ピーター・フォンダ演じるザ・ローマンというキャラクターと共に若年期を過ごし、後に二人は別の道を歩むことになります。

ピーター・フォンダはコミコンには出席していませんでしたが、恐らく、いつかは彼とインタビューする機会が訪れるでしょう。ともかく、彼とパパの間で繰り広げられるバックグラウンド・ストーリーは非常に興味深いものですね。

コノリーによると、彼がこの旧友と再び繋がりを持たざるを得ず、また、70年代のフラッシュバック・シーンでは、兄弟の母親(彼女は1作目で言及されていました)も目にする事が出来るとのことです。この映画は1作目から8~10年後のことで、この男同士の一家はアイルランドにある自分たちの牧羊場で静かに暮らしていました。模倣犯による連続殺人が突如起こり、彼らは胸を焼き尽くすような思いに駆られ、再び不正と犯罪者を倒す使命を帯び、アメリカに舞い戻って来ます。

最後に、映画ではパパは本当に銃が6丁のホルスター・ヴェストを着ているとのことで、それについて、面白い話を聞かせてくれました。1作目で使われたものは、盗まれたか紛失してしまったそうです。というのも、彼はトロイ・ダフィーが保管していたと思っていたのに、トロイは彼の方が持っていると思っていたからだそうです。とても愉快で笑わせてくれる話ですね。

ノーマン・リーダスは、マーフィーについて、また、彼が映画ではどのように振る舞っているか語ってくれました。ところが、ほとんどは、お互いのお気に入りのビール(ドイツ・ビール)の話や、自分の息子のバンドに対する愛情や1作目が残した遺産についての話、そして、この新作が1作目より100倍は優れていると思っているという話をしていました。

「マーフィーとコナーはパパと一緒にアイルランドにいるんだけど、俺たちの生活は以前とは違ったものなんだ。でも連続殺人のせいで呼び戻されるんだ。トロイは今回は準備万全だったし、この映画はどの側面でも本当にカッコいいよ。笑いを誘うし、お馴染みのものもあるけど、前作とはとっても違う。アクションもカッコいい」

最後にノーマンはショーン・パトリック・フラナリーとの友情について、そして、敵同士でもいいからもっと彼と共演したいと語ってくれました。また、彼とショーンが映画の中で "Boondock Babes"、あるいは恋愛対象となる人物を見つけるのか、訊いてみました。

「ああ、彼ともっと共演したいね。俺たちはこんな楽しい時間を過ごしたからね。それに、もちろん彼の敵役もやってみたいよ」 彼らのラヴ・ストーリーについては、リーダスによると、それは単にトロイが望むものではなく、トロイのやり方でもないとのこと。

「もしトロイがヘヴィー・メタルのバンドをやってたとしても、パワー・バラードなんかはやらないだろうね」

インタビューの最後は、聖人の世界には初参加のクリフトン・コリンズ・Jr.とジュリー・ベンツでした。ほとんどはベンツと彼女のキャラクター、FBI捜査官のユーニス・ブルームについて、そして彼女がどのように登場するかについて話をしました。彼女の説明によると、とても楽しませてくれるキャラクターだそうです。

「彼女はホットな女の子だけど、頭が良いの。ピンクのラテックス手袋をはめていて、本当にセクシーな衣装を着ているのよ。そして、男たちがf***したくなるような、それでいて、女の子たちがなりたがるような人物なの。彼女を見たら、もうぶっ飛ぶわよ」

映画のあらすじとインタビューの日々を締めるにあたって、最後は今ハリウッドで筆者がお気に入りの俳優クリフトン・コリンズ・Jr.に、彼のキャラクター、ロミオについて更に詳しく、そして、他の聖人たちと比べてロミオがどういうスタイルなのか訊いてみました。

「彼は映画の最後には聖人らしくなるんだけど、初めて見たら、彼の見た目やスタイルは他の聖人とは違うユニークなものだと分かるよ。これは俺もトロイも望んだことなんだ」

彼ら全員と話ができ、映画について語れ、また彼らと知り合えて最高でした。読者をハリウッドの世界に繋いでいるここ Fused Film では、皆さんをこれまでで一番クールな俳優陣とプロジェクトに繋ぐ機会を得ました。"Boondock Saints II: All Saints Day" の公開日はまだ決まっていませんが、もうすぐ我々もトレーラーを見るチャンスがあるのを楽しみにしています。

三部作に向けた三作目について訊くのを危うく忘れかけていましたが、回答のほとんどは、「トロイが望むなら、彼はやるだろうし、恐らくアイディアは持っているけど、今は純粋にこの続編に集中している」というものでした。我々にはトレーラーを見るチャンスがありませんでしたが、フレンド・サイトのSlashFilmに行って、あらすじとファンの反応について読んでみて下さい。



2009/07/21

トロイ・ダフィー Boondock Comicsについてのインタビュー記事


"Boondock Saints II: All Saints Day" の映画公開時期に合わせ、脚本・監督のトロイ・ダフィーが12ゲージ・コミックスとコミック版タイアップ・プロジェクトに取り組んでいます。カルト的ヒット作となった1作目の映画は、ボストンの街から犯罪を一掃する地元自警団としての使命を受けたコナーとマーフィーのマクマナス兄弟の足取りを追うものでした。映画の続編について公開時期はまだ決定していませんが、公開され次第、コミック版がシリーズとして発売されます。CBR News は、ダフィー氏、コミック版シリーズの共同脚本家ジェイソン・ラヴ氏、12ゲージの発行人ケヴェン・ガードナー氏、そしてシリーズのプロデューサーであるイーベン・マシューズ氏と同コミックについて聞いてみました。

ダフィー氏によると、ビリー・コノリー演じる兄弟の父親でファンに人気のあるキャラクター、イル・ドゥーチェについて、コミック版では映画版続編で見られるよりも更に深く掘り下げて描くことになるとのこと。「彼について、そして彼がいかにして殺し屋になったのかという点について、ファンの間で関心が高かったんだ」とダフィー氏。「この人物は、最後の10分に登場して話の筋を一気に暴露するキャラの一人だったけど、映画全編を通して出ていた訳じゃない。だから、彼にこれほど関心が集まるなんて思ってもみなかったよ。これに取り組まざるを得なかったのは、彼自身や彼がいかにして殺し屋になったのか、なぜ彼がそこにいたのか、そして、彼にまつわるあらゆる事について、『処刑人』のファンがただあまりに興味を持っていたからなんだ」

読者は、まず何よりも、イル・ドゥーチェが初めて犯した殺人の背景について知ることになります。「ある非常に個人的な事が彼の身に起こって、そのせいで彼が人殺しを始めることになる」とダフィー氏。「ところがその後、もう一人の人物が関与して、“復讐のための一度きりの殺人”の枠を越えてしまうんだ」

CBR に語ったところによると、ダフィー氏はこれまでにもコミックスの世界に足を踏み入れようとしていたことがあり、『処刑人』の続編が「とうとうそれへの引き金を引く」絶好の機会になったそうです。

イーベン・マシューズは、グラフィック・デザインのインフュージョン社のクリエイティヴ・ディレクター兼エグゼクティヴ・プロデューサーで、12ゲージにおけるダフィー氏のプロジェクト推進を手助けしています。マシューズ氏によると、ダフィー氏の『処刑人』のコミックスは「トロイが密接に関わって制作されているので、映画版と同じような体験、雰囲気、スタイルを感じ取ることが出来る」とのことです。続けて、共同脚本家のジェイソン・ラヴ曰く、「これは定番の作品になるね、それに、感触においても見た目においても、あの映画の自然な拡張版になる。あの映画を気に入ってる人は誰でも、僕たちがコミック版でやろうとしているものも気に入るよ」

イーベン・マシューズは続けてこう語ってくれました、「この最初のストーリーを眺めていると、まるで映画の未公開シーンの拡大版みたいに思える。僕たちは、映画版のプロットの要素をいくつか取り出して、みんなの疑問に対するクールで面白い回答となる、このもっと大きなストーリーへと発展させるんだ」

中身の作画アーティストはまだ決まっていませんが、12ゲージにおいて熟練のクリス・ブラナーが表紙を担当することになるでしょう。「彼は今 "Loose Ends" というストーリーの表紙を手掛けていて、また、彼が数年前に表紙を手掛けた "The Ride" のある巻は、アートの点で批評家たちから最も高評価を得たものだったんだ」と、クリス・ブラナーについて語ってくれたのは12ゲージのケヴェン・ガードナー。「彼は Upper Deck のアート・ディレクターを数年やってたんだけど、コミックスの世界に戻りたがっていたんだ。この作品は彼にはピッタリだね」

イーベン・マシューズはそれに付け加えて、「彼は映画版の大ファンでもあるんだ。だから、僕たちと一緒にやってもらえるってのは最高だね。僕たちは本当にクールな事をやっている。それに、あの最初の表紙は最高のイメージだよ。コミコンでは、あれを見てみんな本当にエキサイトしてくれると思うよ」

ダフィー氏が、『処刑人』とのタイアップ以外に、他のコミックスの脚本を書くことがあるかという点については、本人曰く、最初の本ですべて上手く行ったら、可能性はあるだろうとのこと。「このプロジェクトは俺たちがいつも考えていたことで、『処刑人』はいつだってそれに相応しかったんだよ」とダフィー氏。「俺たちの周りには、これまで相応しい人たちがいなかったし、イーベンと12ゲージと出会うまでは、相応しい人たちと話もしたことがなかった。これが俺たちの望み通りに上手く行って、俺自身や関わってくれた他のアーティストのクリエイティヴな表現手段へと十分になってくれたら、これを持ってどこでも歩けるね」

惨憺たる制作プロセスを経た後、ほんの僅かの劇場でたった一週間しか上映されなかったにも関わらず、その後のDVDの売上が1億ドルにも達したという『処刑人』の1作目にまつわる話を聞き、映画の続編に繋がる舞台裏の話が何かないか、ダフィー氏に訊いてみました。監督は得意げに笑っていましたが、表だって語ってくれた事はごく僅かでした。「映画を作る時には、いつも興味深い事、空恐ろし事、それに楽しい事が起きる。映画ってのは、3ヶ月~6ヶ月かけて出来上がる勝利と悲劇がひとつに混じり合ったもの以外の何物でもない」とダフィー氏。実際に現場で何が起きていたのか、それを垣間見ることが出来る例として、キャストとスタッフによる YouTube ビデオを挙げてくれました。「クランクアップまでビデオは見もしなかったよ。実際、尋常じゃないくらい忙しかったんだ。後で見て大笑いしたね。そのひとつが、ショーンとノームがホームレスみたいに演じてるやつ。大爆笑だね」

ダフィー氏は、今週、Comic-Con International に出席し、土曜日の午後3時半からソニーのブースにて『処刑人』の続編映画のプロモーションとサイン会を行います。ファンの方は、12ゲージのブースでもサイン会の時間をチェックしてみてください。

「本当に興味深い」とダフィー氏。「コミックスは一度もやったことない。何を期待したら良いかもよく分からないんだ。どこに底があるのか分からない場所に飛び込むってのも良いもんだね。俺たちがこのプロジェクトを上手くやり遂げられるよう望みながら、両脚揃えてしっかり飛び込むよ」



2009/07/20

クリフトン・コリンズ・Jr. インタビュー

Geeks of Doom より抜粋


GoD:まず最初に、僕たち Geeks of Doom の質問のために時間を割いてくれてありがとう。僕は個人的に昔から君のファンなんだけど、君が大きなプロジェクトにたくさん出ているのが見られて本当に最高だよ。
君の演じる "Boondock Saints II: All Saints Day" のキャラクター、ロミオについて何か話してくれるかい?


CCJ:ありがとう、ジェイソン。そう言ってくれて嬉しいよ。君みたいに言ってくれる人やファンがいなかったら、自分が俳優をやってることに対して何の意味も見いだせないからね。だから、ありがとう。こういう風に言ってくれるってのは、俺にとってとても意味のあることさ!

ロミオは生まれながらのワルなんだ。つまり、彼は他のイカしたワルのファンでもある。特に『聖人たち』のね。まるで大好きなコミックのヒーローを追い回す子供のように、彼は聖人たちを追いかけ回しているんだ。彼らを自分の理想と見なし、自分も聖人になりたいと思っている。優秀な戦士たちや団体の場合はみんなそうだけど、仲間になるには会員資格が必要となる。ミスター・ダフィーの才気溢れる頭脳から流れ出たクールで滑稽な場面が、こういうところで展開されるってワケだ。まさに野犬の群れのボスの世界、女々しい奴なんていやしない!


GoD:僕もニューイングランド出身者として、『処刑人』は偉大な映画というよりも、まるで自分のファミリーの一部のように感じられるレベルにあるんだ。制作日記ビデオを見ての推測だけど、関係者のみんなには物凄く貴重な経験だったろうね。長いこと待ちに待った続編に個人的に関われたという経験について、自分なりに総括は出来る?


CCJ:確かにプレッシャーは沢山あったね。制作ということに関して、このファミリーによる映画が、どれほど長い間待たれて、どれほど期待されて来たことか、俺達全員が十分わかっていたと思うよ。俺達はファンのみんなをずっとハッピーな気分でいさせたかったし、彼らに誇りに思ってもらえるようにしたかったんだ。困難をやり遂げたとたん、言ってみれば、俺達は大声を出して喜びまくったよ。俺の場合、トロイの親しい友人だったから、彼を絶対がっかりさせたくなかった。だから、みんなをハッピーにするには、俺の場合、他の人よりちょっと難しかったかもな。でも、言ってみれば、それも深い思いやりから来ることだからね。


GoD:君はこれまでずいぶんこの世界で活躍してるし、俳優として出来うる限りの色んなジャンルをこなしているよね。"All Saints Day" は、君がこれまでやって来た他の映画と比べてどう?


CCJ:かなり違うね。"Boondock II" をやるにあたって、そのはじめからトロイには数多くの注目やプレッシャーがのしかかっていた。『処刑人』はそれだけのセンセーショナルな掘り出し物だった訳だし、そんな風にすべてが始まったからね。だから、現場では、それまでとは違った感覚や、それに期待も確実にあった。俺がそれまで味わったことのないものさ。俺がこの映画に努力を注ぎ込んだのは、まったく個人的な理由なんだ。俺はいつもトロイを守るべく注意を払い、出来るだけ彼の茶目っ気たっぷりの監督スタイルに馴染めるよう努めていたよ。彼は信じられないくらいの頭脳と魅力を持ち合わせた唯一無比の特別な奴なんだ。


GoD:俳優として、君は役をどうやって選ぶんだい?単純に楽しめた脚本で選ぶのかい?それとも、何か役を選ぶにあたってのやり方ってものがあるのかい?


CCJ:役を選ぶ時はとても慎重になるね。もちろん、カネが無くて困ってるから仕事を引き受けるって希なケースも世の中にはあるんだろうけど、俺からすると、そんなのはとても悲しいし、辛いことだよ。一般的に、俺の場合は、俺自身が他とは違いを出せる役を選ぶね。そこに書かれているものをどう捉えて、どう特別で印象的なものに出来るかって点を考えてね。もし、つまずいて考えが出て来なかったら、ちょっと外に出てぶらついて、勿論、次の日には帰って来るんだけど、そこでもう一度やってみることにしている。チャレンジしてみることが大好きなんだ。それに、エスニシティの問題もある。同じような役柄や同じエスニシティを何度も演じないよう、本当に慎重になっちゃうんだよな。俺は多様性ってものを本当にエンジョイしてるんだよ。ハリウッドのお偉方は、一般的に、こういうのには難色を示すんだけどね。毎回変化するってのは混乱の元だけど、それが俺の原動力になるんだ。何度も何度も似たような役柄や同じエスニシティを演じてたら、みんな飽きるだろ?俺なら飽きるね。そうなったら、グアダラハラに逃げて、何か他のお気楽な職業にでも就いた方がマシだよ。


GoD:トレーラーがコミコンで初お目見えってことだけど、でも、ちょっと前に、"Boondock 2" が10月か11月あたりに劇場公開されるかもしれないと聞いたって、君はリポーターたちに話していたよね?いつになったら映画を見られるのか、更に何か聞いてる?


CCJ:そういう質問には納得だな。映画のテストが終わって、関係者もめちゃめちゃ興奮してるからね。白状するけど、俺自身もひそかにエキサイトしてるようなもんだし。この映画に期待するってのは楽しいことだよ。それに、公開されて大騒ぎになるってのも100%保証されたようなもんだと思ってる。ソニーが本当に俺達のベイビーの面倒を見てくれるって聞いて、安心してるよ。それとは別に、正確な公開日程については俺は本当に知らないんだ。だけど、トレーラーがコミコンで見られるってのは本当さ!


GoD:監督のトロイ・ダフィーが『処刑人』を三部作にすることを考えてるって噂がここ何年も微かに聞こえて来てる訳だけど、これは本当の話?シリーズ三作目をいつかは見られるのかい?


CCJ:参ったな。俺達だってみんな三作目も見たくなると思うよ、特に二作目を見た後にはね!俺達はそれについてジョークを言い合ってるんだ。間違いなく、トロイはアイディアをいっぱい隠し持ってると思う。だけど、ミスター・ダフィーには『処刑人』だけじゃなく、他にも凄い脚本やアイディアが沢山ある。彼は信じられないくらいクリエイティヴだし、それに、才能がたったひとつしかないって奴では決してない。なら、こういうのはどう? "Boondock Santos: All Romeo's Day" ってのは?ん?



2009/07/10

クリフトン・コリンズ・Jr. インタビュー記事

Fused Film より抜粋

恐らく、コリンズ・Jr. の出演機会を目にする2番目に大きな映画は、カルト・ヒット作『処刑人』の待望の続編 "Boondock Saints II: All Saints Day" になることでしょう。続編では、コリンズは銃を巧みに操るコナーとマーフィーのマクマナス兄弟にロミオという名の3人目の新たな聖人として加わることになります。

「トロイはあの役を俺のために書いてくれたんだ。オーディションは受けなきゃいけなかったけど、ともかく俺のために書いてくれたんだよ」と笑いながら答えるコリンズ。「彼とは以前からの知り合いなんだ。ノーマンやショーンともね。仲の良い友人たちと映画を作れるなんて本当に最高だよ」

コリンズの表現を借りると、ロミオは生まれ持ってのちょい悪のイカした奴とのこと。仲間に入りたがり、『聖人たち』を追いかけ、そして仲間に加わるのを許されるという人物です。撮影が中断になる可能性やケガの危険性がない限りは、自ら出来そうなスタントはほぼ自分自身でやったそうです。最後に、曰く、ファンはこの映画をとても楽しみにしている、というのも『この作品には前作とは異なった要素もあるし、新しい要素もあるし、お馴染みの要素もあるからね』

また、今回の続編が単に第二幕であり、三部作の三作目が企画される可能性があるという噂についても訊いてみたのですが、それについて僅かに語ってくれました。

「三作目があるか答えるのは難しいね。三作目が作られると断言できる点はどこにもないけど、でも俺たちは物凄く楽しんでいたからね。だから出来ない理由もない。トロイの性格はよく知ってるよ。物語の前史であろうと、続編であろうと、やりたいと思ってるんなら、彼なら実行するさ」



2009/02/07

トロイ・ダフィー & ショーン・パトリック・フラナリー インタビュー @ New York Comic Con


DVD Snapshot より


Q:
10年前に制作を始めた当初、この作品がこんなに多くのカルト的なファンや、更には続編まで出来ると思っていましたか?

Sean Patrick Flanery:
俺自身の意見だけど、どの映画も良い脚本で始まる。でも、その後、変更を加える度に元の価値が落ちることもある。例えば、「世界で一番美しい少女がドアに歩み寄る」という下りを書いたとする。その少女は、読む度に、一番美しい少女であり続ける。ところが、そこにブルネットの少女を配置したとたん、理想的な女の子はブロンドだと思っている読者を疎外してしまう。だから、出来ることと言ったら、なるべく当初のままにしておくということだけ。もし、脚本が100点満点の採点だとすると、そこで望めるのは、自分の書いた脚本を出来るだけ100点に近づけるということだけなんだ。それ以上点数を上げることは出来ない。男が屋根からぶら下がる描写を「こいつはカッコいい奴だ」と書いても、俺にはみんなの想像以上に上手くは演じきれない。そこでお仕舞いさ。だから、誰であれ、出来上がった映画の方が当初の脚本よりも点数が上がったって言う奴は、ただのホラ吹きだと思うよ。

Q:
では、あなたにとっては間違いなく素晴らしい経験だったと?

SPF:
俺たちは最高の脚本でスタートを切ったと思うよ。100点満点中、95点くらいは取りたいけど、そんなのはほとんど不可能だ。でも、俺はこの作品のことをどんな映画よりも誇りに思ってる。俺が今までやったどんな映画よりも、自分のキャリアのためになったね。確かに、他にも誇れる映画をやって来たけど、この作品の場合、俺たちは素晴らしい脚本でスタートを切り、本当に良い映画を作ったと思う。それに、脚本の内容やそれを初めて読んだ時の感動を限りなく忠実に再現することが出来たと思う。俺が今までにやったどんな映画よりも、そう出来たと思うよ。

Q:
カルト的人気作品としての道筋を辿るというのは不思議な気分ですか?公開当初、いきなり大ヒットはせず、ただ徐々に人気を拡大して行った作品なのは明らかですよね?そこで、今、お二人はここに来ている。ショーン、サイン会の後、ファンに床に押し倒されて揉みくちゃにされてましたね?映画制作者や俳優として、こういうのは普通の映画プロジェクトの時とは違いますか?

Troy Duffy:
まあ、そういう経験はそんなにしたことがないと言うか、嬉しいと言うか…。俺がやったのは『処刑人』だけだし…。だから、つまり、そういうのはそんな頻繁にあることじゃないから、特に映画関係に限って言えば、今回のが初めてさ。だから、そういう事が起きて嬉しいとしか答えられないね。クソみたいな映画をやって、それが見事失敗作に終わった時の場合はどうなるんだろうな。ウィル・スミスの夏の大ヒット作品群みたいなのとかはさ。『処刑人』をやるというのがどんなことかとか、カルト的な地位を獲得するのがどんな感じかってことしか俺には分からない。俺としては、こういう風にヒットするってのが一番クールだと思うよ。あらかじめ計画を立てて出来るもんだったら、そうしたかったね。映画をカルト的ヒット作品にするってのは、特にそれが初作品の場合、一番クールなやり方だな。つまり、ファンが選んだってことを意味する訳だから。ニューヨークやロサンゼルスの通りやテレビCMに大広告を掲げたって、背後に巨大なマシンなんてものは無い。ファンが自分で見付け出して、彼ら自身が善し悪しを決めると言っても良いくらいさ。彼ら自身が自らを投資していると思っているんだよ。

SPF:
他の例を出そうか。映画会社が大規模な宣伝活動を行う時ってのは、連中のガールフレンドとヤラされるようなもんだ。ところが、自分で映画を見付けた時ってのは、それは自分の女になる。自分のものさ。それに、その映画を見てくれるような娘を選ぶ。「馬鹿野郎、そのDVDを手にとって今見ろよ!ダメだ!見ろ!」ってな感じさ。もっとずっと自分の物になるんだ。

TD:
実際に友人を選んだ奴の話をすれば、「俺には友達が出来た!おい、見せてやるよ!でも、あいつらには触られたくもないぜ!」ってな感じだな。

SPF:
けど、そういうもんさ。音楽ファンと同じ。まだ誰も知らないインディー系アーティストのアルバムを見付けて、「どうだ!ほら、贈り物だ。聴いてみな!」って言っても、そいつがそれを他の間抜け連中にあげてしまったら、もう二度とそいつにはレコードは贈らないだろ?もうあげるなんてことはなくなる。これと同じようなことさ。秘密の宝物なんだよ。「これぞ俺の宝だ!」みたいな感じのね。だからこそ、"Boondock Flock" と呼ばれる『処刑人』のファンたちがいる。彼らこそがこれを見付けたんだからね。彼らは、「馬鹿野郎、お前は知らなかったんだってな。でも俺は見付けたぜ!」って言ってるさ。

Q:
そのような熱狂的なファンの人たちがいて、続編へのプレッシャーは強いんじゃないですか?

TD:
正直言って、"NO" だね。プレッシャーなんて無かった。俺たちの後ろにいるファンってのは、じっと座って「やってくれ!映画を作って早く劇場で公開してくれ!」って感じなんだ。だから、俺たちが感じたのは、彼らからの励ましさ。最高の脚本を手にして、1作目に出演した役者たちを続編に連れ戻して来た時には、それが新鮮な物に変わったね。履き心地の良いナイスな靴を見付けた時のような感じだな。でも、同時に、ボストン・マラソンを走るのに励まされているような感じがした。だから、どっちかと言うと、一度、脚本にのめり込むと、ナーバスになると言うよりも、映画を作りたくてしょうがなかったね。『処刑人2』を作るっていうのは、ナーバスになるなんてことが果たしてあるのかと思えるほどクレイジーな体験だったよ。

SPF:
『必要は発明の母』って言うだろ?仮に、5日分余分にもらえるとしたら、その当日の撮影方法が変わる。でも、そんな余裕が無ければ、新たにやり方を見付けなくてはならない。ただやる。自分で方法を見付けるんだよ。

TD:
それと、今回はキャストに新顔が何人か加わるから、俺たちへのプレッシャーは添加剤みたいなもんだった。アドレナリンの注射みたいなもんさ。ショーンとノーマンはずっとお互いの息がぴったり合ってたし、二人はセリフをどのシーンもすべて暗記していた。だから、俺は「15Dの撮影、パーフェクト、完了!」って言ったかもな。二人は自分たちが何をやっているのか分かっていたし、自分たちが兄弟だというのも分かっていた。続編のために戻ってきて、銃を体に身に付け、二人も俺と同じようにエキサイトしていたよ。その時点で、二人に関して何かしら魔法のようなものを手に入れた感じがして、俺たちにはファンもそれを愛してくれているのが分かっていたから、ただ突き進むだけだったね。俺の心の中では、この映画の撮影は俺に連帯感を感じさせてくれたよ。だから、「何てこった!悲惨な事になっちまった!もう予算が無い!続行不可能だ!」なんてことになりそうなもんなら、俺ならこう言うよ、「彼を呼んでこい!彼だ、ビリー・コノリーだ!これでよし!そんな問題はどうでもいいさ」ってね。



2008/10/23

『処刑人』 MySpace の Bulletin (お知らせ) 欄より


さあて、兄弟が撮影現場に戻って来たぞ。それとクリフトン・コリンズも。ビリーももうすぐだ。彼らにも質問を送るチャンスだよ。質問はこちらへ:


誰宛の質問かメールの件名の欄に書いてね。



2008/10/22

『処刑人』公式ニュースレター


"All Saints Day" 制作開始!!!
フロックのみんな!!!

お陰様で、10月20日、月曜日付で "All Saints Day" の制作が始まったよ。これまでとても長かったから、僕たちもとうとうこれが実現しているのが見れて、とてもハッピーだよ。トロイは YouTubeMySpace のページをアップデートして、みんなに制作初日の模様をこっそり見せてくれているからね。
何年もの間、僕たちをサポートしてくれたファンのみんな全員に感謝したいよ。続編が実現可能になったのは、みんなのサポートのお陰だからね。
引き続き、YouTubeMySpace のサイトを見て、アップデートをチェックしてね。トロイは今でも質問メールに答えて、そのビデオをアップデートしているからね。コメントはこちらまでメールしてね: yourquestions@boondocksaints.com


Boondock Saints



2008/10/09

MySpace 公式ブログ (抜粋)


Flockのみんな

トロイが撮影でトロント滞在中にみんなの声を聞きたがっているよ。『処刑人』や『All Saints Day』について質問があれば、ひとこと送ってね。トロイはビデオ・ダイアリーの中で、一日に3つの質問に答える予定だよ。

質問はこちらへ: yourquestions@boondocksaints.com



2008/09/09

トロイ・ダフィー ビデオ・ダイアリー



トロイ: オーケー、今どこにいると思う? 説明を頼むよ、C.B.
C.B.: オーケー、ここは例の便器シーンの『路地』。この左側がチェコフが頭に便器を食らったところだね。
トロイ: チェコフが頭に便器を食らったところな。これが非常階段。コナーが便器を持って飛び降りたところだ。そうだろ?
C.B.: その通り!
トロイ: これは俺だ。どういうわけか路地がガラクタで塞がれてる。でもそこまで行ける。このガレージの扉は新しく取り付けられたものだな。でも辺りは当時のままだな ―― デフォーが歩いて行って弾痕を見つけた場所だ。
C.B.: 今がトロント初日の夜で、下準備のロケハンをしてるところだよ。
トロイ: ロケハンな……。ロケハン……。
C.B.: ずっと働きづめだね。僕たちのやり方さ。
トロイ: じゃあ、次の神聖なる場所を見に行くとするか!



2008/09/09

トロイ・ダフィー ビデオ・ダイアリー



トロイ: よー、みんな! 飛行機に乗ってトロントに向かってるところだ。誰と一緒だと思う?
C.B.: ヘーイ、みんな元気かい?
トロイ: プロデューサーのクリス・ブリンカーだぜ! 俺たちが何してるかだって? また後でな!

[キャプション]
5時間後…

トロイ: オーケー、トロントに着いたぞ! ちょっとは目が覚めたな!
C.B.: ヘ~イ、調子はどうだい……? 僕の荷物がなくなっちゃったよ……。
トロイ: C.B.のバッグが一個紛失だってよ! 毎度のことさ。バッグがいくつあると思う? 4ヶ月掛けるからな。
C.B.: 僕の服が全部だよ~。明日もこの服装だったら、みんなにもどういう事態なのか分かるよ……。



2008/09/05

『処刑人』公式ニュースレター


トロイが今週末搭乗!!!
Flock のみんな、

とうとうこの時がやって来たぞ! 長い間待ちに待った続編 "BOONDOCK SAINTS 2: ALL SAINTS DAY" のプリ・プロダクションを開始するのにトロイが正式に今週末飛行機に乗ってトロントへ行くよ! トロイは、お馴染みの彼の携帯を使って、ほとんど毎日、みんなにビデオで最新情報を続々と送ってくるからね。トロイは、ファンのみんなの愛情とサポートに感謝したいって個人的に言ってるよ。続編は作るべきだと要求してくれた君たちファン、そして「力を持ちうる人たち」がいるから実現したんだよ。

今後の情報に注目してね

Boondock Saints



2008/09/03

MySpace 公式ブログ・コメント



トロイが "Boondock Saints 2: All Saints Day" の最新情報を発表したよ。みんな、この映画はちゃんと制作されるからね。ここをクリックして YouTube のビデオを見てくれよ! トロイは今週の土曜日に飛行機に乗るよ。そしてプリ・プロダクションが始まるからね! トロイが現場にいる間に出される最新情報に注目しててよ。彼はほぼ毎日のペースで、現場から複数の最新情報をビデオで流してくれる予定だからね。
俺たちをサポートしてくれたみんな、ありがとう。みんなにカッコイイ続編を提供できるのを楽しみにしているよ。

Boondock Saints



2008/09/03

『処刑人』公式ニュースレター


All Saints Day 最新情報
Flock のメンバーへ!

"Boondock Saints 2: All Saints Day" の撮影がどうなっているのか、みんな熱狂的になって最新情報を求めているよね。トロイは俺たちの MySpace ページで最新情報を出したところだよ。みんな、この映画はちゃんと制作されるからね! 楽しみにね。この先、最新情報が次々出てくるから、注意しててよ。トロイは、9月8日にトロントに着いたら、ほぼ毎日のペースで最新情報を送ってくる予定だよ。彼は、今、キャスティングの最終的な取りまとめに入っているところで、プリ・プロダクションももうすぐ始まるよ。トロイは全部ビデオで説明してくれるからね。

みんな、サポートしてくれてありがとう
Boondock Saints



2008/08/29

トロイ・ダフィー ビデオ・ダイアリー



よー、みんな、元気にしてるか? その後ずっと報告なしですまなかった。本当にごめんな! 今までメチャメチャ忙しくてね……。この数週間、"Boondock II: All Saints Day" のキャスティングに入っていたんだ。それをやるにも、つまりこれはインディー映画だから、凄い時間が掛かるんだよ。本当、楽しかったけど、凄く時間が掛かった。それに俺自身の準備もあったしな……。俺はまだロサンゼルスなんだ。これを撮っているのが、8月29日、金曜日の5:30前後。とにかく、みんなごめんな。今はどの段階なのか知らせなくて……。

さて、ここで最新情報だ。もうカレンダーに印を付けてもいいぜ! みんなが気にしてる確実な日程を教えるよ! 「この映画がいつ見られるか」だって? 俺に言えるのは「いつ作るか」ってことだけで、公開については俺に決められることじゃないんだ。だけど、今から9日後には出発するぜ! 飛行機でトロントまで行って、"All Saints Day" の制作に入るからな! 日にちは9月8日になるだろうな。いよいよ出発するぜ! で、9月8日から7週間の、いわゆる pre-production が始まる。役者とリハーサルしたり、衣装のテストにメーキャップのテスト……。特殊効果の連中も爆薬とかクールなエフェクトをセットアップするんだ。こういうのを俺は生で見れるし、ビデオに撮る場合には、「これは思ったより大きいとか小さい」とか、やってること全部見れるんだよ。本当にエキサイティングだ。ロケ地を探すことなんかもね。

これに7週間かかる。で、その次の確実な日程だ。実際に撮影を開始するのは――、みんなに言わなくて申し訳なかった部分だけど――、10月20日――いいか?トロントに着いてから7週間後、10月20日から次の7週間をかけてカナダのトロントで "All Saints Day" の撮影をするからな! これはまだ確実じゃないけど、最後はきっとマサチューセッツ州ボストンで撮影を終了するよ。だけど、さっき言ったみたいに、これはインディー映画だから、それを実現させるのに予算が残るかどうか、様子を見てみないとな。臨機応変にやってみるよ。ギリギリで難しい状況かもな。でも、1作目もこうだったからね。1作目がどうなったか知ってるよな?

だから、もう一度言うけど、続編への取り組みに忙しくて、ビデオ・メッセージを出して、みんなに一体どうなっているのか状況を伝えるのを単に忘れていただけなんだ。飛行機に乗るまでに……、出来れば、最初の7週間は制作オフィスからストリーミング・ビデオをアップしたいね。毎日、じゃなくても週に何回かはね。その次は、現場からのストリーミング・ビデオを毎日な。ともかく、こういうのはマンパワーとカネが必要だし、それに、こいつはインディー映画だ。だから、出来ることは何でもやるつもりさ。たとえ、俺がこのノキアの携帯の前に座ってるだけの映像になったとしてもな。

とにかく、進行状況はこんな感じだ。じゃあ、そうだな……、次にビデオを出す時は、俺が続編を制作しに行くのに飛行機に乗るところを撮るよ。続編が完成するのかどうか、みんな、もう心配しなくていいからな。続編は完成するぜ、いいか? これまでみんなに知らせなかったのは、一生懸命になって続編制作に向けて取り組んでいたからだよ。俺だけじゃない――沢山の人がだ。だから、これからは報告を続けるよ。楽しみにな!






目安箱バナー